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ラグビー コラム 2018年11月30日

ラグビー日本代表のジョセフHC、2018年総括と2019ワールドカップへの準備を語る

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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11月27日(火)、東京都内のホテルでラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)は今秋の総括会見を開いた。

直前に、ジョセフHCは「チームジャパン2019 総監督」の立場でサンウルブズの「2019年シーズンチーム発表記者会見」に出席し、すぐに場所を移動しての会見となった。

◆日本代表 秋のシリーズ勝敗
・10月26日 vs.世界選抜 ●28-31(前半7-24)
・11月03日 vs.ニュージーランド代表 ●31-69(前半19-38)
・11月17日 vs.イングランド代表 ●15-35(前半15-10)
・11月24日 vs. ロシア代表 ○ 32-27(前半10-22)

まず、同席した薫田真広強化委員長がこうコメントした。「2018年を振り返ると、ジョセフHCをはじめ、日本代表のコーチングスタッフがサンウルブズの強化に関わって非常に大きな成果があった」。

そして、「5月に2019年ワールドカップに向けた日本代表第1次トレーニングスコッドを発表した。それにより、選手間で競争意識が高まり、トップリーグのチームからから今まで以上の支援をいただき、結果につながったと思います」と2018年を総括。

2019年に関しては「12月17日に第3次のスコッドの発表を予定しています。選手たちはスタートのタイミングは違うが、5月まではサンウルブズとして活動します」。

「6月に(宮崎で合宿する)日本代表のスコッドを発表し、7月下旬から8月の上旬でPNC(パシフィックネーションズカップ)を予定しています。そして、9月にワールドカップの開幕を迎えます」と語った。

◆ここまでの日本代表、強化の振り返り

続いてジョセフHCがマイクを握り、20分ほど、2年前から時系列に沿って振り返った。

「2017年のスーパーラグビーと、その後の6月のアイルランド代表との対戦で判明したことは、テストマッチを戦うだけの力量が選手たちに足りていないということでした。

1つ目は強さがなく、フィットネスも足りない。2つ目にはコーチとして選手たちと過ごす時間、強化に充てる時間が少なすぎたと感じた。それを克服するためフィットネステストをする、高いスタンダードを維持する、自己責任持たせるということでした。

そして、もっと選手たちをコーチングする時間を得るために、2018年はサンウルブズを率いる決断に至りました。

昨秋は準備期間が1週間しかなく、世界選抜、オーストラリア代表に敗れた。だが、欧州ツアーではトンガ代表には完勝、フランス代表には勝てるところまで持っていったが、引き分けとなった。

そこで明らかになったことは、時間をかければかけるほど理解力が高まり、フィットネスが上がり、高い強度の試合を戦えるだけの力が身につくと感じました。

2019年もトニー・ブラウンHCがサンウルブズを指揮することで密な関係性を築き上げることができ、2019年のワールドカップに向けて、さらなる強化をはかれると思います。

今年に関しては、6月はイタリア代表、ジョージア代表戦を行い、3戦2勝だったが。少しがっかりした。初戦のイタリア戦では勝ちを得たのに、2戦目で負けた。精神力が不足しているとコーチ陣としては見極めた。

1年後には世界の強豪に対して勝ちにいかないといけない。勝ちにいくためには、自分たちは勝てるという信念を持たないといけない。9月に和歌山合宿で集合した際には、ラグビーチームとして意識改革、どのように精神力を鍛えるかを話した。

世界選抜、オールブラックス、イングランド代表、ロシア戦代表では、やはり世界の強豪と実際に対戦しないと鍛えることはできない。W杯の準備期間として、あと1年となったが、ティア1のチームとの対戦が重要と捉えています。

チームの信念、どのくらい勝つことに対して確信を持てているかというところは、まずは世界選抜戦でハーフタイムから挽回できた経験にあった。あの試合は引き分けまで持っていける試合だと思っている。

そこでは、しっかりとしたマインドセットで試合に意気込んで、取り組めていることが明らかになった。そしてオールブラックス戦はかなり苦戦すると思われていたが、世界のベストなチームに対して、トライ取れたことはポジティブな結果だったと思う。

イングランド代表戦もハーフタイムまでリードしていたのに、最後負けたことは残念なことではあったけが、あそこまでの戦いを見せられたところ、最後まで絶対に諦めない、という精神を持って戦い続けたところは評価できる。

ロシア代表戦はまったく違ったチャレンジになった。世界でもっとも大きなスタジアムで8万人の前でプレーしたところから、3000人の観客の前で試合しないといけないという中で、フィジカルでコミットしているロシア代表に対して、選手たちは必死に、がむしゃらに、勝ちを取った」。

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