ユナイテッドのOBで、鉄壁のセンターバックとして知られたネマニャ・ヴィディッチ氏(現beIN SPORTS解説者)はこう語る。

「チェルシーでもインテル・ミラノでも、モウリーニョ監督は守備を重視して成功を収めた。彼はサー・アレックスではないってことさ。いまは辛抱するしかない」

たしかにそのとおりだ。モウリーニョ監督は彼ならではの哲学で今日の地位を築いた。ジョゼップ・グアルディオラ監督やユルゲン・クロップ監督の手法をコピーする必要はない。しかし、なぜ動けないマティッチを重用するのか。DFラインで孤軍奮闘した時期もあったエリック・バイリーを、数回のミスでなぜ干したのか。今シーズンは理解に苦しむ人選も少なくはない。

アクシデントの対処法でも、隣の芝生は間違いなく青かった。シティはひざを痛めて戦列を離れているケビン・デブライネの穴を、ベルナウド・シウヴァが十分すぎるほど埋めている。ポグバの代役は、攻撃的センス比較にならずで、なおかつ負傷を抱えているフェライニだった。ユナイテッドの選択肢はあまりにも悩ましい。

シティとの差は12ポイントに開いた。まだまだ逆転可能とはいえ、序盤戦のパフォーマンスを見るかぎり、両チームの完成度は月とスッポンだ。現有勢力のシャッフルも含め、モウリーニョ監督は少し考え直した方がいい。

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粕谷 秀樹
月刊ワールドサッカーダイジェスト初代編集長を務めた。海外サッカーの解説者としても活躍。

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