「アンドゥハーのような成績を残した選手は過去にもいましたが、大谷のような成績を残した選手はいなかった。彼は投手と打者のどちらか1つでも成功するのが大変なメジャーリーグで、とてもユニークなことを成し遂げたのですよ」

シャーマン記者のことをヤンキース・ファンはSNS上で攻撃したが、彼のような見方をする人々は、実は球界内部に多かった。

2009年のア・リーグ本塁打王カルロス・ペーニャ元一塁手も、その一人だ。

「僕自身、メジャーリーグで活躍するってのは、とてもつもなく難しいことだと知っている。それをこの選手は打者としても投手としてもやってのけたんだ。そんなことはもう100年近く、誰もやれなかったことであり、とんでもなく、凄いことなんだ。僕にとってはもうそれだけで充分に、大谷は新人王だよ!」

それで「充分」だ。

個人的に熱狂的なヤンキース・ファンに敬意を持っているが、今は「ええ加減、黙らんかい」と言いたくなる。そして、自分たちが「どうして野球というスポーツを好きになったのか?」と思い出して欲しいとも思うのである。

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ナガオ勝司
1965年京都生まれ。東京、長野、アメリカ合衆国アイオワ州、ロードアイランド州を経て、2005年よりイリノイ州に在住。訳書に米球界ステロイド暴露本「禁断の肉体改造」(ホゼ・カンセコ著 ベースボールマガジン社刊)がある。「BBWAA(全米野球記者協会)」会員

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