だから、ドンブロウスキー編成本部長がこれから何かを間違えて、今後何年も低迷するようなことになれば、彼とて安泰ではないだろう。

ドンブロウスキーは、レッドソックス共同オーナーの一人であるジョン・ヘンリーがマーリンズのオーナーだった時代に同球団のGMだった人物だが、「旧知の間柄」が通用しないのはチェリントンのケースでも明らかで、そもそも不人気球団のマーリンズと人気球団のレッドソックスでは事情が違う。

ボストンやニューイングランド地方の「レッドソックス熱」は一過性のものではなく、サイヤングやベーブ・ルース、あるいはテッド・ウイリアムスやカール・ヤストレムスキーの時代から続く、長い伝統の上に成り立っている。

拡張球団マーリンズや地元のマイアミにそんな伝統があるはずはなく、たとえ彼らが1993年のナ・リーグ加入以来、すでにワールドシリーズに2回も優勝していても、そこにある物語性はレッドソックスやボストンにあるそれとは比較にならないほど薄い。

おまけにレッドソックスは、2004年の優勝までは「Lovable Loser≒愛すべき負け犬」だったのが、優勝経験を何度も重ねていく内にファンもメディアも「負け犬根性」を排除してしまった。今のレッドソックスには、いつ、いかなる時でも「チーム再建」など許さず、「いつでも勝つ」ことが要求されている。

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