小塚:なるほど。じゃ、「1TR3+kpNYYY」の後半部分というのは、キーポイント4つのうち3つクリアしたよ、だからレベルは3ですよということで(前半部分の最後に)「3」が付いているんですね。

東野:そうです、はぁ〜って感じですよね?この説明(笑)。

小塚:まあでも、わかったら、わかりやすいですよね。

東野:そうですね。最初はこれ(後半部分のNやY)が無かったんですね。でもスケーターやコーチがスコア/ディテールを見たときにどこがOK or 残念だったかが自らフィードバックできるようにだんだんなっていきました。

小塚:なるほど、はい。では4番の要素(2TRB+kpTNTN)はセクション2になるんですね。

東野:はい。これがですね、セクション2はステップの28番から始まるんですけれども、キーポイントの1番は29番から始まって30番、31番となります。これは、男性と女性の共同作業によって「Y」か「N」を判定します。両方オッケーじゃないと「Y」になりません。

小塚:なるほど。セクション1のときは全部男女バラバラで評価していたけど、セクション2になると、キーポイントの1番として共同で、男性も女性も2人ともYesじゃないと「Y」にならない。

東野:キーポイントの2番は女性単独で、35番から37番。キーポイントの3番は男性単独で、35番から36番。キーポイントの4番は共同作業で、44番と45番。これらに対して先ほどのように「Y」「N」がつく。だから、両方オッケーでないとだめだ、と。

小塚:なるほど。じゃあどちらかというと、こちら(キーポイントが共同作業のもの)のほうが、2人で一気にっていうことで、評価されにくいと言ったらそうかもしれませんね。

東野:難しいかな〜、はい。

小塚: Yesだったら「Y」が4つ並ぶわけなんですけれども、この「T」っていうのは何ですか?

東野:「T」っていうのはですね、例えば、(表内の)ここに4とか書いてありますよね。

小塚:ああ、小さく書いてありますね。2とか4とか。

東野:数字が2+1とか書いてあります。この決められた拍数きちんと乗っているか。たとえエッジがクリーンであっても、短かったり長かったり、男性だったら2拍アウトサイドエッジなのが1拍でチェンジエッジ早めにしちゃったりとか、そうするとタイミングという形になって。

小塚:ああ、じゃあこれはタイミングの「T」なんですね。

東野:タイミングです。これはNoと同じ扱いなんです。だからYesじゃないと数字が伸びないんです。

小塚:そうなんですね、なるほど。じゃあYesだけがレベル認定をされる要素になる。

東野:Yesだけが数字を足していくことができるものなんですね。

小塚:じゃあ、この(後半部分の)「TNTN」っていうのは、「Y」がないからレベル1にならないので、(前半部分の最後に)ベーシックレベルの「B」がつくんですね。

東野:そうですね。ベーシックレベルというのは、ステップの75%を滑っていることが要件なんですね。で、この「TNTN」っていうことは、エッジはクリーンだったけれども、タイミングの問題だよっていうことが、選手やコーチにフィードバックできるように新しく設けられました。最初は「Y」と「N」しか無かったんですが、「T」という記号もできました。

小塚:じゃあ「T」は、結構「Y」に近いよ、次は「Y」をとれるよっていう(笑)。「N」はもうちょっと頑張らないとってことなんですね。

東野:まあ1回1回の出来栄えによって違うと思いますが(笑)。

小塚:「T」はタイミング、リズムの問題だったよ。リズムダンスはすごくリズムを大切にするっていうところで、「T」が新しく加わったという。

東野:そうですね。シニアの場合は得点が非常に僅差ですので、リズムダンスではパターン・ダンス・エレメンツのキーポイントというのが非常に大きいウェイトを占めてきますね。クオリファイするのかしないのか、っていう形になったり。

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