小塚:まあ、もしかしたら、そこらへんの対策もしてくるのかもしれないし。

岡崎:うん。日本選手の壁になるのは間違いないと思うので。

中庭:僕は、スティーブン・ゴゴレフです。恐らく「誰?」って言う方も結構多いと思うんですよ(笑)。ジュニアで、カナダの選手なんですけれども、4回転がすでに3種類プログラムに入る。13歳で。しかもそれが、4回転ルッツ、4回転サルコウ、4回転トウループ。ジュニアの日本勢にとってはかなりライバルになるし、この選手は覚えておいて損はないな〜と。

——そんなうまいんか?

中庭:はいっ!

岡崎:11歳から跳んでるから。2種類(笑)。

——そうなんですか?ランドセルしょって?(笑)

岡崎:まあ向こうはランドセルがあるんかどうか知りませんけど(笑)。

——ないけども(笑)。日本でいう考えで、黄色い長靴履いてるときにもう4回転なんだ

男子シングル 勝負のポイント

——いろいろ点数のつけ方は変わった中、男性選手はどういう選手がトップにいそうな感じがしますか?

岡崎:スポーツ的な部分がちょっと消えてしまうのは嫌だけど、でもたぶん、今自分ができている最大限をいかにクリーンにやるか、ミスなくやるか。でも、すごく攻めないにしても、完全に守るところまではいかないのかなっていう。できているものを入れないっていう選択肢はないので、冒険はしないけどたぶん挑戦はすると思うから、ちょっとずつでも今の流れのままいってくれるのかなっていう。

小塚:最初から最後まできちっとパーフェクトにクリアにやるっていうのは勝つという意味ではそうかもしれないけれど、やっぱりフィギュアスケートとして、フィギュアスケートらしさを僕は失くして欲しくないな〜って思うから、見ていておもしろいなっていうものはやって欲しいなっていう。でも、だんだんルールがそれに近づいてきているんじゃないかっていうのは、なんとなく感じていますね。

——じゃあ日本人選手はめっちゃいきそうな感じがしますね

小塚:うん、まあなんか、ひとつひとつきっちりしてるしね、やっぱり日本人はね。

中庭:そこは日本人の良さですよね。細かいところまでやっぱりきちんと練習もしているし、そういった部分が日本人の良さなんでね、そこは出ますよね。

今シーズンの注目ポイント

——今シーズンの見どころというか、どんなところに注目するとおもしろいか、ちょっとひとことずつ

中庭:昨シーズンにオリンピックという大きなイベントが終わって、新天地へ行ったり、環境を変える選手がたくさんいるんで、やはり今シーズンはそういった選手の新たなる一面であったり、新しい世界観なんかを楽しみにご覧くださったらおもしろいと思います。

岡崎:なんかちょっと勢力図も大きく変わるんじゃないのかなっていう。数値的にたぶんスケーターたちも、まだ自分たちがどのぐらいやったらどのぐらい点数が出るのかなって把握できていないと思うので、そのへんのところでちょっと上下するみたいなのがあって、戦国時代のようになっておもしろいんじゃないのかなって。意外と下克上があってみたりとかするのかな〜と。

小塚:あの、今年から確か、世界歴代記録がリセットされたんですよね。昨シーズンまででリセットされて、今シーズンからルールが新しくなったっていうのもあって変わったって聞いているので、どんな点数が出るのかっていうところも楽しみですし。今シーズンもそうですが来シーズン、再来シーズンっていうふうにどんどん繋がっていったときに、どういうふうに点数の移行がなされていくのかっていうのも楽しみだな〜って思って。それこそ僕たちが初めて新ルールでやったときに「ん?」「これで良かったんだろうか」って思ったみたいにね(笑)。

——いいのか悪いのかわからんけども、スコアを見上げてる(笑)

小塚:その時点でのランキングが出て「ああ、今の良かったんだ」ってわかるような感じでやっていたのと、たぶん同じような気持ちっていうのも多少なりともあると思うから、そこらへんは楽しみだな〜と思います。

■次回予告

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J SPORTS 編集部

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