プレミアリーグの第7節、チェルシー対リヴァプールの一戦。なんと言っても印象的だったのは、試合終了直後に両指揮官が満面の笑みを浮かべて互いの健闘を称え合った場面だ。試合後に指揮官同士が握手を交わすのは当然のマナーだろうが、あの瞬間のマウリツィオ・サッリとユルゲン・クロップの表情はそんな表面的な笑顔ではなかった。

自分たちのチームのパフォーマンスに満足するとともに、相手チームの戦い方をも称賛する。そんな気持ちだったのだろう。たとえば、自分たちがオープンで攻撃的なサッカーを志向していても、もし相手チームが引いてゴール前を固めてしまったら、望んだ通りの試合にはならない。自分たちの良さを引き出してくれるのは、相手チームなのだ。

これはJリーグでの話題だが、先日、浦和レッズ対柏レイソルの試合があった(第28節)。今季途中にオズワルド・オリヴェイラ監督が就任した浦和は、このところ内容が急激に良くなってきている。パスをつなぐ攻撃的なサッカーだが、たとえば同じパス・サッカーの川崎フロンターレに比べてパスの距離が長く(浦和の場合、平均で約15〜20メートルくらいではないか)、パス・スピードも速く、奪ったら素早く前線にボールを送り込む意識が強い。

そういう、速いパスを前後に交換しながら、相手ゴールに殺到する。そんなサッカーが完成しつつあるのが今の浦和だ。

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