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スペインでフランス人たちが大活躍を続けている。しかも所属チームは違えども、クラシカ・サンセバスティアン後に2週間のアンドラ高地合宿へと一緒に出かけた2人……リュディ・モラールとトニー・ガロパンが、この日の表彰台を分け合った。前者は3日連続で総合リーダーの証マイヨ・ロホを受け取り、後者はラスト2kmの鋭いアタックを成功させ、第7ステージを勝ち取った!
「ジャージ初日に『これから3日間は静かなステージだぞ』って言われたけど……いやいや、とんでもなかった。とにかく、これまでのところは、静かなステージなんてまるで存在しないよね」(モラール)
もしかしたらステージ序盤だけは、比較的、静かに過ごせたかもしれない。スタート直後に小さな一団が逃げ出すと、総合リーダーチームのグルパマ・FDJはすかさずプロトンに蓋を閉めた。後を追いかけようと、数人が抵抗を見せたが、回収は素早く行われた。結局はファーストアタックに飛び乗った7人だけが、しばらく先を行く権利を手に入れた。
グルパマ隊列はただ淡々とタイム差「制御」を行った。逃げ集団には最大4分ほどのリードを与えた。なにしろ7人の中に、モラールのマイヨ・ロホを脅かす選手は、1人として存在しない。たしかに昨ブエルタで総合7位と大躍進したマイケル・ウッズが滑り込んではいたが、すでに総合では8分25秒もの遅れを喫していた。
真剣な「追走」を企てたのは、むしろ他のチームだった。調子さえ良ければペーター・サガンにも勝てるかもしれない……と評判の最終坂に集団でたどり着くため、ボーラ・ハンスグローエは最前列に常に追走用員を1人配置した。ミカル・クヴィアトコウスキーにはぴったりの地形だ、との呼び声も高く、残り50kmを切るとチームスカイは隊列を組んだ。つまるところはアレハンドロ・バルベルデ向きのフィニッシュであるからして、モヴィスターも前を引き始めた。
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