2016年は16勝を挙げた岩隈久志投手や、マイナーから這い上がって例年通りの成績を残した青木宣親外野手(現東京ヤクルト)の活躍で5月のほとんどを首位で過ごしたものの3位まで転落。最後は2位まで追い上げたものの首位レンジャーズに9ゲーム差を付けられ、2枚あるワイルドカードは東地区の2球団(オリオールズとブルージェイズ)に3ゲーム差で持っていかれた。

マリナーズはいつも、何かが足りなかった。
今季のマリナーズも同じだ。

開幕から同地区のライバルで、昨季のワールドシリーズ王者アストロズと「投打二刀流」大谷翔平のエンゼルスの陰に隠れながらも3位をキープ。エンゼルスが失速し始めた5月下旬から2位に繰り上がり、主力選手に怪我人が多発するアストロズがスローダウンした6月2日にはとうとう首位に立った。

それは薬物検査で陽性反応が出た主砲ロビンソン・カノ内野手を出場停止で欠く中、外野から本来の二塁に戻った27盗塁のディー・ゴードンと17盗塁のジーン・セグラ遊撃手に加え、7盗塁のミッチ・ハニガー外野手や6盗塁のベン・ガメル外野手らが「2001年のマリナーズ」のような機動力を発揮。30本塁打の指名打者ネルソン・クルーズ、23本塁打のライオン・ヒーリー一塁手、20本塁打のカイル・シーガー三塁手、19本塁打のハニガーと長打力を織り交ぜる「メジャーリーグらしい野球」を展開した成果だった。加えて守護神のエドウィン・ディアス投手は119試合経過時点で以下の通り、2008年にメジャー新記録となる62セーブを挙げた「K-ロッド」こと、フランシスコ・ロドリゲス投手(当時エンゼルス)に匹敵する数字を残していた。

ロドリゲス  56試合 51セーブ機会46セーブ 防御率2.86 50.1回 55三振29四球
ディアス   59試合 49セーブ機会46セーブ 防御率1.98 59回 100三振15四球

マリナーズは二週間で首位の座をアストロズに明け渡したものの、ワイルドカード争いの圏内に留まった。

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