圧倒的な強さを見せたゲラント・トーマス

圧倒的な強さを見せたゲラント・トーマス

アルプス3連戦2日目はアルベールヴィルを出発する108.5km、超級山岳2つ、2級と1級を1つづつ登る獲得標高4,000m超えの試練のステージ。スタート地点から11.5kmの位置に中間スプリントポイントがあるため、逃げグループの中にマイヨ・ヴェール着用中のペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)の姿が見える。

5選手での先頭グループ、サガン、ダミアーノ・カルーゾ(BMCレーシングチーム)、ワレン・バルギル(チーム フォルテュネオ・サムシック)、ダニエル・ナバーロ(コフィディス、ソリュシオンクレディ)、ロメン・シカール(ディレクトエネルジー)の背後には山岳賞ジャージ着用のジュリアン・アラフィリップ(クイックステップフロアーズ)など大人数が追走している。中間スプリントポイントをサガンが先頭通過で20ポイント獲得、超級ビザンヌ峠に入るとサガンのみペースダウンした。

追走が先頭グループに追いつき40人で山頂を目指す、アラフィリップとバルギル、ティージェイ・ヴァンガーデレン(BMCレーシングチーム)らが抜け出し、アラフィリップが先頭通過、メイン集団とのタイム差は6分ついている。下りで先頭3人と追走グループがジョイントし31人で超級プレ峠へ。チーム フォルテュネオ・サムシックの牽引で先頭グループは登坂し、メイン集団ではモヴィスター チームがペースアップをはかり、リゴベルト・ウラン(チームEFエデュケーションファースト・ドラパック・p/bキャノンデール)やマイヨ・ジョーヌ着用中のグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(BMCレーシングチーム)はついていけなくなった。

山頂まで3.7kmの地点でアレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム)がメイン集団から抜け出し、先頭グループから降りてきたマルク・ソレル(モヴィスター チーム)と一緒に先を急ぐ。バルギルが山頂を先頭通過し、2級コルメ・ド・ロズラン峠で先頭グループは14人にまで減少、引き続きチーム フォルテュネオ・サムシックが淡々とペースを刻み山頂を目指している。メイン集団ではヴィンチェンツォ・ニバリ、フランコ・ペッリツォッティ(共にバーレーン・メリダ)がペースをあげるとラファル・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ)はついていけなくなり、先頭グループまでのタイム差は3分台まで縮まった。

バルギルが2級山岳を先頭通過し19kmの長いダウンヒルへ、追走グループのマティアス・フランク(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル)がコースアウトするも大事には至らなかった。長い下りを利用してトム・デュムラン(チームサンウェブ)がメイン集団から抜け出し、先行していたバルベルデ、ソレルにジョイント。

フィニッシュ地点ラ・ロジエール峠、バルギル、カルーゾ、アマエル・モワナール(チーム フォルテュネオ・サムシック)、ミケル・ニエベ(ミッチェルトン・スコット)、ミカエル・ヴァルグレン(アスタナ プロチーム)の5選手がたどり着くとメイン集団ではチーム スカイがペースアップ、イルヌール・ザカリン(チーム カチューシャ・アルペシン)やヤコブ・フグルサング(アスタナ プロチーム)がついていけなくなった。追走グループからはナバーロとヘスス・エラダ(コフィディス、ソリュシオンクレディ)が抜け出し先頭グループに追いついた。

残り距離9kmでニエベが単独先頭に躍り出ると一路ゴールを目指す。ペースアップで人数を減らしたメイン集団からゲラント・トーマス(チーム スカイ)が飛び出すと、残り距離4kmでダニエル・マーティン(UAEチームエミレーツ)もアタック、クリス・フルーム(チーム スカイ)だけがついていく。トーマスが先行していたデュムランとカルーゾに追いつき、ニエベがフラムルージュを抜けるとフルームがフラムルージュの遥か手前からロングアタック。残り距離600mでトーマスも加速し200m後にはニエベを抜き去りその勢いのままフィニッシュラインに飛び込んだ、2着にはデュムラン、3着にフルームが入り失意のニエベは5着フィニッシュとなった。

トーマスは総合1位に順位を上げマイヨ・ジョーヌを手に入れた。総合2位にはフルームが6位から、3位にはデュムランが11位から大幅ジャンプアップしている。攻撃に出たバルベルデは敢闘賞を手に入れたものの3位から23位まで順位を落とし、昨年総合2位だったウランは30分以上のタイム差がひらいてしまった。

また、マーク・カヴェンディッシュ、マーク・レンショー(共にチーム ディメンションデータ)マルセル・キッテル(チーム カチューシャ・アルペシン)がタイムアウト、規定時間内にゴールできなかったため失格となった。

「競技人生の中でも最高のステージになった、明日はマイヨ・ジョーヌを楽しみたい(リーダーはフルームだよ)」(トーマス勝利後インタビュー)

第11ステージ結果

1 ゲラント・トーマス(チーム スカイ/イギリス)in 03h 29'36''
2 トム・デュムラン(チームサンウェブ/オランダ)at 00'20''
3 クリス・フルーム(チーム スカイ/イギリス)at 00'20''
4 ダミアーノ・カルーゾ(BMCレーシングチーム/イタリア)at 00'22''
5 ミケル・ニエベ(ミッチェルトン・スコット/スペイン)at 00'22''
6 ダニエル・マーティン(UAEチームエミレーツ/アイルランド)at 00'27''
7 ヘスス・エラダ(コフィディス、ソリュシオンクレディ/スペイン)at 00'57''
8 ロメン・バルデ(AG2R/フランス)at 00'59''
9 ヴィンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ/イタリア)at 00'59''
10 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)at 00'59''
・・・
11 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ロットNL・ユンボ/スロベニア)at 00'59''
12 ステフェン・クライスヴァイク(チーム ロットNL・ユンボ/オランダ)at 01'07''
13 ミケル・ランダ(モヴィスター チーム/スペイン)at 01'47''
15 イルヌール・ザカリン(チーム カチューシャ・アルペシン/ロシア)at 01'58''
23 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)at 03'30''
26 ヤコブ・フグルサング(アスタナ プロチーム/デンマーク)at 03'53''
28 アダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット/イギリス)at 04'42''
36 バウケ・モレマ(トレック・セガフレード/アメリカ)at 11'29''
36 ラファル・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ/ポーランド)at 11'29''
111 リゴベルト・ウラン(チームEFドラパック・p/bキャノンデール/コロンビア)at 26'07''

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