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サイクル ロードレース コラム 2018年7月12日

ツール・ド・フランス2018 第5ステージ レースレポート

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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区間2勝目を勝ち取ったペーター・サガン

クラシック風コースだからといって、必ずしもクラシック風展開にはならなかった。あくまでグランツールの起伏ステージらしく、上れるスプリンターから総合優勝狙いのオールラウンダーまで、様々な脚質が一斉に最終坂へと詰めかけた。フランドル系モニュメント2勝のペーター・サガンが、アルデンヌ系クラシックハンターを力技でまとめて振り払い、区間2勝目を勝ち取った。

ひどい猛暑は峠を越えたが、沿道は熱気むんむん。緑の木々で縁取られた涼し気な田舎道は、鈴なりの観客でにぎやかに埋め尽くされた。それにしてもサッカーフランス代表がワールドカップ決勝進出を決めた翌日だというのに、青白赤のフレンチトリコロール旗よりも、ツールのコース上では白黒の地方旗のほうがずっとずっと存在感を放っている……。

だってここはブルターニュだ!もちろん選手の行く手には、この地方特有の、無数の小さな起伏が繰り返された。後半には5つの山岳ポイントも待ち受ける。だからこそ大会5日目にして初めて、スタート直後には激しい飛び出し合戦が繰り広げられた。ついには実力派7人が飛び出した。

メイン集団は極めて厳しい制御を行った。1)グレッグ・ヴァンアーヴェルマートのマイヨ・ジョーヌ保守、2)同選手のステージ優勝の可能性追求、3)リッチー・ポートを安全にフィニッシュまで運ぶ、という3つの大切な使命を課されたBMCレーシングのアシストたちは、作業を決して厭わなかった。繰り返される起伏に「ピュア」スプリンターたちが喘ぎ苦しむのを横目に、「上れる」サガン擁するボーラ・ハンスグローエも、ステージ中盤以降は積極的に牽引に加わった。逃げる7人には最大4分半程度の余裕しか与えなかった。

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