そんなこんなで、ワールドカップの期間中1か月滞在してみると、ロシアは意外にもとても便利で暮らしやすい国だった。大会の運営自体も、入場口の案内や荷物検査などじつにうまく運営されていた。あれだけちゃんと荷物検査をしながら、スムースに人を流せるのは大したものだ。

おまけに、気候的にもとても過ごしやすかった。大会期間中ほとんど雨らしい雨にも降られず(日本で大雨の被害に遭われた方には、お見舞申しあげます)、南部の都市では猛暑に見舞われることもあり、準決勝のサンクトペテルブルクは寒かったが、ほとんど20度台後半の乾燥した過ごしやすい気候だった。

総合的に言って、運営面では僕がこれまで体験してきた12回のワールドカップの中でも最もストレスなく過ごせた最高の大会だったように感じる。しかも、物価も安く、旅費も安上がりにすんだのだから申し分ない。

2018年にロシア・ワールドカップを観戦した人が、2020年のオリンピックで東京を訪れたとしたら、果たして満足してもらえるものだろうか……。ロシア大会の大成功によって、東京大会にとってハードルがかなり上がったように思えるのだが……。

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後藤 健生
1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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