そうやって短時間でも大きな仕事のできる侍ストライカーだけに、西野監督も今回のベルギーとの大一番で使いたいはず。しかし、先発した28日のポーランド戦(ボルゴグラード)で右足首を負傷。後半立ち上がり早々に交代を余儀なくされた。それから2日間は室内調整が続き、かなり厳しい状態なのは間違いないが、本人は「自分が壊れてもいいからピッチに立つ」というくらいの覚悟を持って。ロストフの地にやってきたはず。実際、1日の前日練習では頭からトレーニングに参加。ピッチにたつ強い闘志と覚悟を前面に押し出した。

「僕は期待に応えたいって思いがあるし、出た時には何もかも忘れて期待に応えられるって思いで入ってる。今、チームの成長を間近で見ながら、自分もそこに貢献したいって思いながらやっていて、その思いはここに来る前と全く変わっていない。明日も何とか試合に出られると思うし、戦力になれると思う」

こう語気を強めた岡崎はこれまで積み上げてきた国際Aマッチ116試合のキャリアの全てを一大決戦で注ぎ込むつもりだ。彼自身が輝きを放ち、チームの8強の壁を突破することができれば、ここまで満身創痍の中、頑張ってきたことも報われる。ここまで代表のためにひたむきに、献身的に戦ってきた努力の人には今こそ、しっかりと完全燃焼してほしい。

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元川 悦子
もとかわえつこ1967年、長野県生まれ。夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターに。Jリーグ、日本代表から海外まで幅広くフォロー。ワールドカップは94年アメリカ大会から4回連続で現地取材した。中村俊輔らシドニー世代も10年以上見続けている。そして最近は「日本代表ウォッチャー」として練習から試合まで欠かさず取材している。著書に「U-22」(小学館)「初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅」(NHK出版)ほか。

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