この同点弾で勇気づけられたチュニジアは後半に入ってからも必死に守り、勝ち点1をゲットしようと奮闘。イングランドもリンガードの決定機が右ポストに当たるなど決め手を欠き、苦境に追い込まれたが、後半ロスタイムとうとう均衡を破ることに成功する。キーラン・トリッピアー(トッテナム)の右CKを岡崎慎司の同僚DFハリー・マグワイヤ(レスター)がヘッドで落とし、左ゴール前に詰めていたケインのところにボールが行った。

このフリーのチャンスを彼が逃すはずがない。確実に決めきり、勝利を引き寄せる2点目を叩き出した。これがイングランド・プレミアリーグで過去4シーズン連続20点以上の数字を叩き出している男の底力だ。絶対的点取屋の2発によって、イングランドは幸先のいい初戦白星スタートを切ることに成功。グループGのライバル・ベルギーに得失点差で1下回る2位につけたが、1次リーグ突破に大きな一歩を踏み出したのは間違いない。

2002年日韓大会と2006年ドイツ大会の8強進出が最高だった最近5大会のイングランドを振り返ってみると、守備の硬さには定評があったが、得点力の部分でつねに物足りなさを感じさせてきた。98年フランス大会はワンダーボーイの異名を取ったマイケル・オーウェンがブレイクしたものの、FWの柱と言うべき選手はいなかった。2002年もオーウェンやエミール・ヘスキーらが奮闘したが、やはり堅守に支えられた印象が強かった。その後の3大会はウェイン・ルーニー(エバートン)という傑出した存在に依存する傾向が強く、彼が止められるとそれ以上の攻撃のアイディアが出せない状況が続いた。

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