そういう強豪クラブでなら、相手を圧倒する展開の試合の中で、自分がどうやってゴールを奪うかを考えてプレーしていればよかったのだろう。超一流のチームメイトが、周囲のカバーをしっかりとやってくれるのだから……。 そのチチャリートは、レアルでのキャリアはわずか1シーズンで終え、その後ドイツのバイエル・レバークーゼンに渡り、そして昨シーズンからはプレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドでプレーしている。

レバークーゼンも、ウェストハムも、それぞれのリーグで名門ではあるが、現状としては「中堅どころ」である。常にゲームを支配して戦えるわけでもないし、周囲にビッグネームが並んでいるわけではない。そんな環境に身を置いたチチャリートだからこそ、ドイツ戦で見せたように、自分のプレーよりも周囲を生かすためのプレーがうまくなっていたのだろう。

ドイツが敗れた直後の試合ではブラジルもスイスに追いつかれると突き放せずに引き分けてしまう。フランスこそ、VARに助けられて勝点3を確保したものの、強豪国が軒並み勝点を落として始まった大会。さて、今後の展開は……。そして、日本チームもできれば「ジャイアントキリング」を起こしてほしいし、最低限、愚直に戦って見る者に感動を与えてほしいものだ。

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後藤 健生
1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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