12日のパラグアイ戦(インスブルック)を4−2で勝利し、ようやく浮上のきっかけをつかんだ日本代表。西野朗監督は8日のスイス戦(ルガーノ)から酒井高徳(HSV)を除く10人を入れ替えるというリスクを冒したが、少なからず批判もあったその大胆采配が奏功する。攻撃陣ではケガで出遅れていた乾貴士(エイバル)、岡崎慎司(レスター)、香川真司(ドルトムント)が躍動。長谷部誠(フランクフルト)に代わってキャプテンマークを巻いた山口蛍(C大阪)が中盤を引き締め、彼とコンビを組んだ柴崎岳(ヘタフェ)も持ち前の攻撃センスと展開力を遺憾なく発揮。過去の日本代表戦の中でベストと言えるパフォーマンスを見せた。

守備陣も吉田麻也(サウサンプトン)、槙野智章(浦和)といった昨秋から最終ラインをコントロールしてきたDF陣を外したが、昌子源と植田直通(ともに鹿島)が息の合った連携を披露した。彼ら最終ラインと最前線がコンパクトな状態を保ち、前に行く時と行かない時のメリハリをうまくつけていたのも大きな収穫だ。「前が2度追い、3度追いして、切り替えを早くしてくれると、後ろも狙いやすい部分がある。それを前の選手がよくやっていた。勝てたことも大きかったし、チームとしてロシアに行く前にすごくいい雰囲気になった」と長谷部も力強く語っていて、ようやく本大会で戦えそうな前向きなムードが生まれてきたと言っていいだろう。

1つの成果を手に、彼らは13日にベースキャンプ地・カザンへ移動。14日から最終調整に乗り出した。現地は日中でも18度くらいで、日が陰っている時は体感温度15を切るほどの肌寒さ。週明けになり、19日の2018年ワールドカップ初戦・コロンビア戦(サランスク)の頃になると暑い日が続くという予報もあるため、コンディション調整は難しい。ゼーフェルトでは時折、雷雨に見舞われたものの、天候に恵まれた日が多かっただけに、ここへきて体調を崩す選手が出るようだと、ここまでの努力が水泡に帰す可能性もある。「体調だけは崩さないようにしたい」と乾も語っていたが、そこはしっかり徹底してほしいものだ。

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