天使か悪魔か、愚者か賢者か……。まるで別人格だ。マンチェスター・ユナイテッドとフランス代表では、ポール・ポグバのパフォーマンスがまったく異なる。

フランス代表のポグバは、なぜ生き生きとしているのだろうか。やはり、ディディエ・デシャン監督が植えつけた戦術的柔軟性が奏功している。強豪との対戦では重心を下げて闘うものの、同格、もしくは格下を相手にした際はハイライン・ハイプレス。しかもエンゴロ・カンテという〈特別〉なディフェンスマスターを擁しているため、ポグバもある程度の自由を享受できる。

一方、ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、戦術的に柔軟ではない。どのような場合でも守備を重視し、ハイライン・ハイプレスやボールの即時奪回など、トレンドには無関心だ。また、カンテのようにひとりでふたり分のエリアをカバーするような選手が見当たらず、DF陣も堅実性に欠けるのだから、ポグバのフィジカル、センス、テクニックを発揮するには不十分な環境だ。

しかも中盤を省略し、とりあえずロメル・ルカクに充てることが基本戦略であるため、長短緩急を巧みに使い分けるポグバのパス能力も宝の持ち腐れだ。代表とクラブの比較が暴論であるとはいえ、モウリーニョ監督のプランがほんの少しでも攻撃的にならないかぎり、ポグバは2018−19シーズンも窮屈な闘いを強いられる。

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