左MFシュテファン・ツバー(ホッフェンハイム)、あるいは左サイドバックのリカルド・ロドリゲス(ミラン)からの折り返しにシャキリが飛び込むパターンも要注意だ。2016年欧州選手権(フランス)のラウンド16・ポーランド戦での芸術的なバイシクル弾もそういう崩しから生まれている。だからこそ、右サイドのタテ関係を形成する酒井高徳(HSV)と原口元気(デュッセルドルフ)も徹底したマーキングが求められてくる。3月のウクライナ戦(リエージュ)で対峙したイェウヘン・コノプリャンカ(シャルケ)に突破され続けた酒井高徳にとっては汚名返上のビッグチャンス。西野監督はケガ上がりの酒井宏樹(マルセイユ)より、ドイツでキャプテンマークを巻いている彼への期待値が高い様子。それに応えられれば、悲願のワールドカップ出場も見えてくるかもしれない。

スイスを零封するミッションを遂行できれば、あとは攻めの方にフォーカスしていい。キーマンとなるのは、ザック時代以来のトップ下に入る本田圭佑(パチューカ)だ。彼はチーム唯一のレフティということでFKやCKキッカーとしても重要性が高い。そういう意味でも背番号4の動向に注目しつつ、本大会前哨戦を見てみたい。

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元川 悦子
もとかわえつこ1967年、長野県生まれ。夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターに。Jリーグ、日本代表から海外まで幅広くフォロー。ワールドカップは94年アメリカ大会から4回連続で現地取材した。中村俊輔らシドニー世代も10年以上見続けている。そして最近は「日本代表ウォッチャー」として練習から試合まで欠かさず取材している。著書に「U-22」(小学館)「初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅」(NHK出版)ほか。

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