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サッカー フットサル コラム 2018年6月6日

ロシア大会は最後の古典的な大会 ワールドカップ観戦の楽しみとは……

後藤健生コラム by 後藤 健生
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僕にとって、ロシアでのワールドカップは12回目の現地観戦となる。 最初に行ったのが1974年の西ドイツ大会。ヨハン・クライフのオランダとフランツ・ベッケンバウアーの西ドイツ(当時)が決勝で激突し、決勝進出まで破竹の勢いだったオランダが開始直後のPKで先制した後、「初優勝」を前に固くなったせいか、あるいは下馬評の良さで気持ちに緩みが生じたせいか、西ドイツに逆転を許してしまった。クライフも、ベルティ・フォクツに厳しいマークをされて何もできなくなってしまった。

その4年前のメキシコ大会当時は、ワールドカップを観戦に行く日本人などほとんどいなかったのだが、そのメキシコ大会の全試合が東京12チャンネル(現在のテレビ東京)で録画放映された影響もあって、74年大会にはかなりの人数の日本の若者たちが観戦にやって来ていた(この大会の決勝戦が初めて生中継された)。だが、なにぶんにもワールドカップを観戦のノウハウなどなく、現地の情報を調べるにもインターネットなどはない時代なので(FAXもなかった)、かなり苦労をした覚えがある。

だが、逆に今のワールドカップのように商業化が進んでいなかったので、入場券は簡単に手に入った。決勝戦などはパリ在住の知人に依頼し、また他の試合は東京の霞が関ビルディングにあったルフトハンザ航空の窓口で申込書に記入すればすぐに購入できた。 当時の僕は一介の大学生。ワールドカップ観戦など一世一代の大事業。今日は南部のシュツットガルトで観戦し、翌日は北部のハンブルクで観戦するといったスケジュールをわざわざ組んで夜行列車で移動し、宿代を浮かせたものだ。

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