ガーナはまるで「日本の左サイドが弱点だ」と知っていたかのようだったが、日本がこの布陣で戦うのはこれが初めてだったわけで、スカウティングでそれが分かっていたわけではない。だが、ファーストプレーで原口のサイドからクロスが入ったことで、彼らは日本の弱点を感じ取ったのだろう。原口にとっては気の毒な3バックとなった。

この試合の勝負ということを考えれば、早い時間帯に4バックに戻すべきだった(長谷部を中盤に上げれば、簡単に戦いなれた「4−2−3−1」に戻すことができた)。だが、「この試合は3バックのテスト」と割り切った西野監督は76分まで、3バックで戦った。

ちなみに、西野監督はプランとしては「長谷部を1列上げてのシステム変更」を考えていたはずだ。だが、一方で井手口陽介も実戦でテストしなければならなかった。本来なら大島に代えて井手口を入れるプランだったが、ガーナ戦で日本代表の中盤を支える働きをしていた大島僚太を退けることもできなかったため、長谷部に代えて井手口を投入してのシステム変更となった。

「勝負にこだわる」と公言しながら、大事な準備試合を「テスト」のために費やした西野監督。その戦いぶりを見て、僕はかつてやはりワールドカップ前の貴重な時期を、試合ごとにテーマを設定して「テスト」を繰り返した(そして、避難を浴びた)岡田武史監督の時代のことを思い出した(2010年ではなく、1998年の第一次岡田体制のことだ)。

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