この後、彼らの前線は右にサディオ・マネ、中央にロベルト・フィルミーノ、左にララーナという並びになったが、サラーがいる時のような攻めの迫力が出ない。前半は0−0で折り返したものの、迎えた後半6分、守護神のロリス・カリウスが不用意なキックをベンゼマに当て、そのまま1点を献上してしまうという致命的なミスをしてしまう。直後の後半10分に右CKからマネが同点弾を奪い、再び試合を振り出しに戻したものの、攻守の要にアクシデントが起きる状況ではリヴァプールに勢いは出てこない。結局、クリスティアーノ・ロナウド、ベイル、イスコらタレント揃いの相手に寄り切られる格好になった。

自身初の大舞台で信じがたいミスをしたカリウスは涙を流しながらサポーターに謝罪。多くの人々が彼に対して温かい拍手を送った。しかしながら、地元メディアには批判的な論調もある様子。確かに彼の失敗がなければ、リヴァプールはもう少し粘りを見せ、UCL王者に近づけただろう。ここまでクロップ流のハイプレスとタテに速い攻めで勝ち上がってきただけに、カリウスがファイナルで汚点を作ってしまったことは悔やまれる。GKというのは往々にして戦犯にされがちな役割だが、24歳の守護神は勝負の厳しさを再認識したのではないだろうか。

そのカリウスだが、ドイツ人でありながらマンチェスター・シティのユースに所属していた経験があり、当時から能力を高く買われていた。2011年からマインツのセカンドチームでプレー。2012年にはトーマス・トゥヘル監督(来季PSG)が率いていたトップチームでデビューし、若干20歳だった13−14シーズンには正守護神の座をつかんだ。

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