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ラグビー コラム 2018年5月22日

日本のセブンズを知り尽くした男が満を持して現場の先頭に立つ 岩渕健輔氏男子セブンズヘッドコーチ就任

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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岩渕健輔

日本のセブンズを知り尽くした男が満を持して現場の先頭に立つ。2018年5月21日、日本ラグビーフットボール協会は、東京オリンピックに向けて強化を続ける男子セブンズ日本代表のヘッドコーチに岩渕健輔氏(42歳)が就任することを発表した。このニュースを聞いて驚いた人は多かっただろう。岩渕氏といえば、2017年1月より、男女7人制の総監督(Team Japan 2020男女7人制総監督)を務めていた。マネージメント側にいた人が現場の最前線に立つことになったわけだ。総監督は兼務する。

2016年のリオ五輪以降、男子セブンズ日本代表を率いていたダミアン・カラウナヘッドコーチは、2年の契約期間を満了し、2018年5月31日付で退任する。カラウナHCの退任理由について、総監督の立場として岩渕氏は「契約時に決めていたターゲットをいくつクリアしたか、クリアできなかったか、そうしたことを総合的にレビューしての結果です」と話した。

次期HCについては、岩渕総監督としても数名の海外のコーチをピックアップしていたという。しかし、日本協会の強化委員会は岩渕氏を推した。坂本典幸専務理事は世界トップレベルのセブンズの知見を選手たちに落とし込んだカラウナHCの功績を称えつつ、次のように説明している。「東京オリンピック2020 でのメダル獲得を視野に入れたときに、選手の所属するチームや企業のこと、日本人選手のことをより理解出来る日本人の HC が相応しいのではないかと考え、岡村会長や関係スタッフと協議した結果、セブンズにずっと携わってきた岩渕総監督に男子セブンズ日本代表HCに就任してもらうことを決めました」

セブンズの世界は強豪国といえども競技人口は少なく、国代表レベルでしか世界トップレベルの指導経験は積めない。したがって、ヘッドコーチの選択肢は少ない。その中で、青山学院大学時代の1996年からセブンズ日本代表に選出され、選手、コーチ、マネージメントサイドで日本のセブンズを長らく支えてきた岩渕氏を推す声は以前からあった。しかし、ケンブリッジ大学卒業で国際的な人脈も広く、マネージメント能力にも長けた岩渕氏は、2016年まで15人制日本代表も含む日本代表GMを務めるなど、若くして全体を統括する立場に就いていた。

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