マリア・ローザを身にまとうローハン・デニス

デュムランがフィニッシュラインを越えた瞬間に、小さく肩を落としたのが、ローハン・デニスだった。なにしろ42番という極めて早い出走順で、暫定トップタイムを記録した後、およそ2時間15分も表彰台裏のホットシートに座っていたのだ。しかし、たったの1秒35及ばず、長い長い待ち時間をふいにしてしまった。

ただし全力疾走の努力を、水の泡にするつもりはなかった。ピンクを着たデュムランが「何がなんでもジャージを守ろうとは考えていない」と公言したのも好都合だった。「可能性はそれほど多くはないかもしれない」とも考えたが、デニスはチャレンジした。あと1年も待つつもりはなかった。

平坦で平凡なスプリンター向けステージは、おかげでひどく活気づいた。グランツール最初のエスケープというのは、たいていスタートフラッグが振り下ろされた瞬間に出来上がるもの。ところが第2ステージは、BMCが慎重に逃げメンバーを吟味したせいで、しばらく時間を要した。ようやく逃げ出した3人の「唯一の目標」さえも、BMCは無情に握りつぶした。突如として猛烈な追走を始めると、大会初の山岳ポイント直前で、先頭集団を10秒差にまで追い詰めたのだ。おかげでプロトン内から元気よく飛び出したエンリコ・バルビンが、大会最初の山岳ジャージを横取りし、逃げの3人は手ぶらのまま吸収された。

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