ちょっとしたアルデンヌクラシック風どころではない。日曜日の最終第5ステージには、全長189.5kmのコースに、6つの登坂が組み込まれている。そのいずれもが難しい。スタートから16km地点のヘブデン・ブリッジ坂は、平均勾配こそ4.6%と低いものの、登坂距離が7kmと極めて長い。そこから31km地点グース・アイ坂(全長1.5km、平均勾配10%、最大20%)、48.5kmバーデン・ムアー坂(1km、9.5%)と立て続けに急坂が襲いかかる。

すでに小さくなっているであろうメイン集団を、さらに小さく絞り込むのが77km地点のパーク・ラッシュ坂だ。登坂距離2.2km、平均勾配が10.5%、最大勾配はなんと25%!あの「ユイの壁」のデータが1.3km、9.8%、26%であることを考えると……なんたる恐ろしさだろうか。しかも序盤500mが平均約18%で、最終盤にも200mに渡り18%超ゾーンが牙を向くのだ。

その後も138km地点に全長3.3kmと距離が長めのグリーンハウ・ヒル坂(平均8.2%)、164.5km地点オトレー・チェヴィン坂(1.4km、10.3%)と、厳しいアップダウンが繰り返される。開催委員会は「フレフ・ヴァンアヴェルマートに向いている」と断言するが、そのためには石畳クラシックで無双した昨春のような脚ではなく、2016年夏のような脚ーーツール・ド・フランスの中央山塊で区間を制し、マイヨ・ジョーヌを難関山岳で守り、リオ五輪の超起伏コースで金メダルを獲得した時のような脚ーーが必要かもしれない。

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