開幕ステージはスプリンターのために用意された。2016年大会でダニー・ファンポッペルがさらいとったドンカスターへ向けて、今年もスプリント列車が突っ走る。それにしても、大会開催委員会を大喜びさせたのは、マーク・カヴェンディッシュが出場を決めたこと。3月末に肋骨を折った後、ツアー・オブ・カリフォルニアでの戦線復帰が予定されていた。幸いにも32歳の肉体は、予想以上に早い回復を見せた。ならば、と英国が産んだ現役屈指のスプリンターは、生まれて初めてヨークシャー一周を走ることにした。

マン島生まれながら、母親はヨークシャー生まれ。だからこそ2014年ツールのヨークシャーステージでも区間勝利を目指したが……、2日目のフィニッシュライン手前で痛恨の落車。なんとかフィニッシュラインは越えたが、翌日の出走は断念せざるを得なかった。すなわちカヴにとっては、復帰戦でもあり、雪辱戦でもある。「どの程度まで調子が回復しているか、確かではないけれど」と本人は前置きするが、祖国のファンの前で、間違いなく、できる限りの全力疾走を見せてくれるはずだ。

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