結局、サラーはこの日の2ゴールを加えて、UCL通算10得点目。今季公式戦での得点数を43に伸ばした。通算試合数が47だから、ほぼ1試合に1得点挙げている計算になる。それはどんな卓越したゴールセンスを誇るFWでも容易ではないこと。今季の彼がどれだけ高いレベルのパフォーマンスを維持しているかが、この数字からもよく分かる。

リバプールは結局、5−2で第1レグを乗り切ったが、5−0のままで終わっていたら、5月2日の第2レグをもっと楽な気持ちで迎えられたはずだ。しかしながら、敵地・スタディオ・オリンピコでの1戦を0−3で落とさなければ、06−07シーズン以来、11年ぶりのファイナルに進出できる。それはかなりの確率で現実になりそうだ。プレミアリーグ王者の夢はすでに断たれているだけに、彼らには貪欲に欧州の頂点を狙ってほしい。

そのカギを握るのは、絶対的得点源のサラーに他らない。彼のゴールラッシュが続けば、ローマはもちろんのこと、レアル・マドリードやバイエルン・ミュンヘンも怖くない。今季大ブレイクした男がどの領域まで達するのかを興味深く見守りたい。

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元川 悦子
もとかわえつこ1967年、長野県生まれ。夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターに。Jリーグ、日本代表から海外まで幅広くフォロー。ワールドカップは94年アメリカ大会から4回連続で現地取材した。中村俊輔らシドニー世代も10年以上見続けている。そして最近は「日本代表ウォッチャー」として練習から試合まで欠かさず取材している。著書に「U-22」(小学館)「初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅」(NHK出版)ほか。

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