WRC

シーズン始めの特殊路面や今年初めてのターマックを経験した各チームは、一路南米への冒険旅行に向かいます。早くも4戦を終えましたが、ファクトリー・チームは、はっきりとした先がみえていません。ドライバーポイントでは頭脳的ドライブのオジェが優勝3回と抜け出しつつあります。ヌーヴィルは1勝しましたが今ひとつ迫力に欠けます。ポイント3位以下はダンゴ状態です。上位2台の合計争われるメーカーポイントになると少し様相が変わってきます。チーム2番手、3番手ドライバーが支えないと優勝チームといえども大差がつかないのです。その結果ヒュンダイ111ポイント、フォード107、トヨタ93など1戦ごとの成績で逆転する範囲の争いになっています。フォードは第2ドライバー不足、シトロエンはローブ投入も不運の後退、ヒュンダイは第2、第3ドライバーが何とか交代で下支えしてメーカー・ポイントリーダーに、トヨタは3台体制が整ったもののエースのラトバラが不運で今一つの元気なく、今後に期待といったところでしょうか。このような状態でアルゼンチンは各ファクトリーが3台、計12台のフル・グリッドとなります。

このラリーは1980年から原型のコダスール・ラリーを含め今年で38回目の開催です。広大な国土と豪農に支えられた豊かな国ですが途中で革命もありました。ファンジオやロイテマンなどのF1ドライバーなど輩出した国で熱狂的なモータースポーツファンが多い土壌です。ヨーロッパの箱庭的美しさと比べると無限の広さを感じる大草原(パンパ)やガウチョと呼ばれるカウボーイ、荒っぽい大型バーベキュー、それに名物コースであるエル・コンドルの月面状の奇岩などエキゾチックなイメージがあります。

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