したがって、あのまま「ハリル流」を続けていても、ロシアの地で勝点を獲得することは不可能だったろう。それなら、ギャンブルしてもいいはずだ。 そして、日本サッカー協会の田嶋会長はギャンブルを選択したのだ。この選択によって、ロシアで惨敗すれば田嶋会長が直接的な責任を問われるわけだから、彼にとっては勇敢さが必要だったはずだ。だから、僕は彼の勇気ある決断を称えたい。 ただし、そういう決断を下す気があるのだったら、この決断を1、2か月早くしてもらいたかった。

聞くところによれば、昨年12月の東アジア選手権「E−1選手権」で韓国に惨敗した後で解任論が浮上していたのだという。その時点で、あるいは1月か2月に監督交代に踏み切っていれば、3月のベルギー遠征を新監督の下で戦えたわけだ。 さて、ハリルホジッチ監督の後任には技術委員長だった西野朗氏が就任した。時間がないだけに「内部昇格」は仕方のない選択だった(その意味でも、もう少し早い段階で決断していれば、後任ももっと幅広い選択肢が残されたはずだ)。

いずれにしても、準備期間がほとんどないとすれば、新監督に「できること」は限られる。 ハリルホジッチ監督の下で失っていた、パスをつなぐ「日本式サッカー」のスタイルを取り戻すこと。その上で、押し込まれる場面ではつなぐことにこだわらずに、割り切ってリトリートして守ったり、ロングボールを使ったりすること。前からボールを奪う場面と引いて守る場合の最低限の守備の組織を構築すること。それが、新監督の仕事だろう。

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