そういえば、このマンチェスター・ダービーで、ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は意外にも守備的な戦いを挑んでこなかった。 守備にこだわるモウリーニョは、これまで、マンマークを付けるような守備的な戦い、ゲームを壊してしまうような戦いを選択することが多かった。「目前での優勝決定を阻止する」というこの試合のミッションを考えれば、モウリーニョがまたも守りを固めてくるかと思ったが、ユナイテッドは立ち上がりから互角の攻め合いを演じたのだ(ただし、前半は攻めは機能せず)。

モウリーニョという監督の考え方が変わったのだろうか?イングランドという、フェアな戦いを称賛する文化の中で戦ううちに、どんな試合でも攻めに挑んで戦うという意識がモウリーニョの中で芽生えたのか? あるいは、優勝を諦めざるを得ないなかで、「負けないこと」へのこだわりがあまりなかったのだろうか?

それとも、「強いマンチェスター・シティに対して、攻撃的なサッカーを挑んでみたらどうなるのか」という実験だったのだろうか?

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後藤 健生
1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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