まさかの逆転劇にアルディオラ監督も焦燥感を露わにし、温存していたデブライネ、ジェズスを慌てて投入。アグエロまで送り出して反撃に打って出たが、一度失った流れは取り戻せない。前半のお祭りムードから一転、エティハド・スタジアムはネガティブな空気に包まれることになった。これこそ、マンチェスターUが思い描いたものだったに違いない。同じ町のライバルに史上最速優勝を決められることだけは絶対に許されない…。そんな赤い悪魔の強い思いが最終的に3−2という結果につながったと言える。

マンチェスターCにしてみれば、リバプール、マンチェスターUに2戦連続黒星という予期せぬ現実を突き付けられた。公式戦連敗というのは今季初。しかも、2試合連続3失点というのは、グアルディオラ監督も想定外だったに違いない。今季プレミアのここまでの31試合の失点がわずか21という研ぎ澄まされた堅守が立て続けに崩されたショックは大きい。

この後も10日にUCL・リバプール戦、14日にプレミア・トッテナム戦と上位対決が続くだけに、いち早く守りの修正を図る必要がある。UCL準々決勝敗退、プレミア優勝も先送りという最悪のシナリオを回避するためにも、「しっかり守って、決めるべきところで決める」というマンチェスターC本来のスタイルを取り戻さなければならない。今季最大の正念場をどう乗り切るのか。名将・グアルディオラ監督のチームマネージメントと選手たちの底力が問われる。

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元川 悦子
もとかわえつこ1967年、長野県生まれ。夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターに。Jリーグ、日本代表から海外まで幅広くフォロー。ワールドカップは94年アメリカ大会から4回連続で現地取材した。中村俊輔らシドニー世代も10年以上見続けている。そして最近は「日本代表ウォッチャー」として練習から試合まで欠かさず取材している。著書に「U-22」(小学館)「初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅」(NHK出版)ほか。

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