もちろん、そんな過去の記憶がピッチ上に何かの影響を与えるはずもない。2018年4月にアンフィールドのピッチ上でマンチェスター・シティを破壊したのは、サラーやフィルミーノ、そしてマネの攻撃ラインの力であり、またフルパワーを集中させるクロップ監督の指導力のおかげでしかない。

だが、多少安定性は欠いても破壊的な攻撃力を築き上げたという意味では、ユルゲン・クロップ監督のチームはリヴァプールの伝統を見事に受け継いでいるということは明らかだ。 ホームで3点差を付けたリヴァプールが優位に立ったことは間違いない事実だが、マンチェスター・シティの力をもってすれば3点差をひっくり返すことも可能だ。まだまだ、勝負は決着していない。セカンドレグも熱い試合になることだろう。

それにしても、セカンドレグ中5日。しかも、その中間の土曜日に、リヴァプールはエバートンとのマージーサイド・ダービーを迎え、マンチェスター・シティはユナイテッドとのマンチェスター・ダービーを戦わなくてはならないのだ。 移動距離こそ少ないにしても、なんという強行日程! どんなスケジュールであろうとも、ダービー・マッチで力を抜くわけにはいかず、ましてシティにとって、ダービー・マッチは優勝決定もかかっているのだから……。

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後藤 健生
1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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