「勝って当たり前だ。」この言葉をよく耳にするが、そんなことはスポーツ競技には存在しない、と強く思わせられた大会となった。
今大会までに今季負け知らずの五輪女王アリーナ・ザギトワがまさか3回も転倒して5位となってしまい、地元イタリアの元世界女王カロリーナ・コストナーがショートで完璧な演技ができてもフリーでミスが続出しメダルを逃した一方、今まで安定感が欠けておりショートでも大きなミスをしてしまったケイトリン・オズモンドと樋口新葉がフリーでは会心の演技で上位へと巻き返し、それぞれ金メダルと銀メダルを手に入れた。
さらに「ミス・パーフェクト」と呼ばれる宮原知子がパーフェクトな演技ができず得点は損なわれたが最終結果で3位に付けたなど、意外すぎる展開となった。

ISU世界フィギュアスケート選手権(女子)表彰式の様子

1位 ケイトリン・オズモンド

223.23(SP:72.73/4位、FS:150.50/1位)

去年の銀メダリスト、平昌オリンピックで銅メダルを獲得したケイトリン・オズモンドは、今大会でメダルの色をアップグレードして、初優勝を飾った。
五輪後の疲れからか、得意とするショートプログラムでは2アクセルでステップアウトし、手も氷についたため、順位は4位となりトップから約8点もの差がついた。しかし、決勝のフリー「ブラック・スワン」では、2つ目のジャンプである2アクセルのコンビネーションで着氷が乱れた以外、他のジャンプをすべてきれいに降りて、スピンとステップも全部がレベル4、かつ高いGOEを稼いだ。バレエの優雅さと主人公の気迫が融合されたパフォーマンスで、演技構成点も全選手の中で一番高く付けられ、150点超えの高得点を叩き出した。トップの選手たちが失速する中、総合得点で1位に立ち、金メダルを獲得した。
試合後、オズモンドは「今大会での目標は表彰台に上がることだったが、優勝できるとは想像もしなかった」と話し、意外な気持ちを明かした。さらに、「もう一回フリーをノーミスで滑って、オリンピックでやったことはまぐれ当たりではないと証明したかったので、この結果となって本当に嬉しい」とコメントした。不安定というイメージを一掃し、現役続行を明言した彼女のこれからの活躍もとても楽しみである。

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