つまり、こうしたワールドクラスのストライカーがその試合で大当たりすれば、たとえばイングランドやポーランドがドイツなどの3強を破ることも可能となるのだ。 一方で、南米の2強に目を転じると、アルゼンチンは現状ではゴンサロ・イグアインがファーストチョイスだが、まさにCFの宝庫。そこに、シャドー的なポジションで絶対の得点力を誇るリオネル・メッシがからむのだ。攻撃が好調であれば、当然、優勝も狙えるだろう。

そして、ネイマールが不在であっても攻撃でコマ不足と感じさせないブラジル。3月のテストマッチではガブリエウ・ジェズスをセンターにドウグラス・コスタ、ウィリアンの3人を前線に並べ、そこに2列目からパウリーニョやフェリペ・コウチーニョが飛び出してくるので攻撃の迫力満点。ネイマールが復帰したら、いったい誰をはずすのだろうかと心配になるほどの充実ぶりだ。 CFというポジションに注目して強豪国を比べてみたが、同様にたとえばGKの戦力比較という観点で各国を比べることもできるだろう。

3月の親善試合を見る限り、今年のワールドカップはいつになくハイレベルの戦いになりそうだ。しかも、ヨーロッパ諸国からは移動距離も短く、コンディション調整も難しくない。 まあ、3か月も先のことがばかリ考えていてもしかたなかろう。その前に、まずは国内リーグとチャンピオンズリーグというクラブレベルの激しい戦いが待っている。

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後藤 健生
1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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