本大会の相手・セネガルには爆発的な推進力を誇るサディオ・マネ(リバプール)のような選手がいるが、彼も同様のタイプと見られるだけに、今回の対戦機会は貴重だ。彼らマリ攻撃陣を確実にストップしてこそ、日本代表守備陣は自信を深められる。そこも1つの見どころと言っていい。

ウクライナには、19歳でマンチェスター・シティに引き抜かれたオレクサンドル・ジンチェンコがいる。ウクライナと言えば、イェフゲン・コノプリャンカ(シャルケ)やアンドリー・ヤルモレンコ(ドルトムント)が有名だが、彼のポテンシャルの高さは折り紙付き。18歳だった2016年5月29日のルーマニア戦で代表初ゴールを挙げ、アンドリー・シェフチェンコ(現代表監督)が持っていた最年少得点記録の19歳を更新したというから、どれだけ大きな期待を背負っているかが分かるだろう。

そのジンチェンコだが、快進撃を見せるマンチェスターCではなかなか活躍の場を得られず苦しんでいる。今季はここまで7試合出場1ゴール。出場時間はわずか477分にとどまっている。その分、代表戦で持てる力を存分にぶつけてくるはずだ。近未来のウクライナ代表を背負うであろう非凡なアタッカーの一挙手一投足をぜひ見てみたいものだ。

こういった隠れたイングランド所属選手を間近で見られるのも、代表戦の醍醐味。日本選手はもちろんのこと、対戦相手のスター公候補に目を向けることで、より試合を深く味わえるはず。これまでとは少し異なる視点を持ってゲームを見てみたい。

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元川 悦子
もとかわえつこ1967年、長野県生まれ。夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターに。Jリーグ、日本代表から海外まで幅広くフォロー。ワールドカップは94年アメリカ大会から4回連続で現地取材した。中村俊輔らシドニー世代も10年以上見続けている。そして最近は「日本代表ウォッチャー」として練習から試合まで欠かさず取材している。著書に「U-22」(小学館)「初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅」(NHK出版)ほか。

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