マイナー契約からのメジャーリーグ昇格を目指すメジャーキャンプ招待選手、大谷翔平の「開幕メジャー」が危うくなってきた。

大谷はメジャー契約の40人枠に入っていないので、オープン戦でそれなりの成績を残して開幕時の選手登録枠である25人枠に食い込むことができなければ、「招待選手」という立場を解かれてしまう。

マイナー契約という今の立場を考えれば、それは本当の意味での「マイナー降格」ではないし、契約が示す元々の居場所=マイナーリーグに戻るだけの話だ。そんな選手は毎年、各チームで20人から30人は出るので、珍しくもなんともない。23歳の大谷は「投打二刀流」という看板を背負ってエンゼルスに入団して間もないため、ある程度は「結果よりも内容」を見てもらえるが、今の苦戦は周囲を心配させるに充分だ。

打者としては一目瞭然。対戦した相手の中にクレイトン・カーショウ(ドジャース)やコーリー・クルバー(インディアンス)といったサイヤング賞投手がいたことを差し引いても、打率1割というのは誰も想像しなかっただろうし、現時点ではメジャーリーグの投手が投げる球に打者として対応できていないという事実だけが残る。

だが、エンゼルスは元々、「打者・大谷」を二の次に考えており、彼らはまず何よりも「投手・大谷」に期待している。違う言い方をすれば、「打者・大谷」がどれだけ不振に陥っても、「投手・大谷」がそれなりの成績を残していれば「開幕メジャー」を逃すことはないし、開幕してからも「マイナー降格」することはない。「打者・大谷」が今後の試合で次から次へと本塁打を放って打率や出塁率も3割を超えれば話は違ってくるが、現段階で克服すべき最優先課題は「投手・大谷」の「内容」だ。

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