ただ、今回の8強にはリバプール、マンチェスターUも勝ち上がりそうで、イングランド勢が3チームを占める可能性が高い。過去10年間を振り返ると、イングランド勢で頂点に立ったのは07−08シーズンのマンチェスターと11−12シーズンのチェルシーだけ。レアル・マドリードとバルセロナが圧倒的な強さを見せているだけに、マンチェスターCにはその牙城を崩す仕事が課せられる。まさに今、イングランド勢の意地とプライドを見せつける絶好のチャンスが訪れているのだ。

そのためにも、攻撃陣がさらなる厚みをもたらすことが肝要だ。プレミア得点王を狙えるアグエロはゴール前の鋭さを研ぎ澄ませていく必要があるし、ケガから復帰したジェズスもフィニッシュの精度をより高めることが求められる。レロイ・サネやラヒム・スターリング、ケヴィン・デブライネといった他の得点源にもゴールという結果が不可欠だ。点を取るべき選手たちが確実に結果を残し、守備陣がプレミアで見せている通りの堅守を貫けば、UCLタイトルにグッと近づくはず。名将・グアルディオラ監督にはそのマネージメント方法が分かっているはずだ。

マンチェスターUには3月のインターナショナルブレイクを含め、3週間近いブレイクが与えられる。この時間をどう生かすかは今季終盤戦の戦いぶりを大きく左右しそうだ。1〜2月の過密日程がいったん終了し、指揮官も選手たちも気持ちを切り替えられるのは、間違いなくプラスだろう。主力メンバーの大半は各国代表戦に出場することになるが、ケガをせず、いい状態を維持して3月末の次戦・エバートン戦に向かうことを心がけるべき。リーグ再開が今から待ち遠しい。

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元川 悦子
もとかわえつこ1967年、長野県生まれ。夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターに。Jリーグ、日本代表から海外まで幅広くフォロー。ワールドカップは94年アメリカ大会から4回連続で現地取材した。中村俊輔らシドニー世代も10年以上見続けている。そして最近は「日本代表ウォッチャー」として練習から試合まで欠かさず取材している。著書に「U-22」(小学館)「初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅」(NHK出版)ほか。

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