今はもう、「ビッグゲームは引き分けでいい」という考え方では、優勝を手にすることはできないだろう。なぜならマンチェスター・シティは、あの1月のリヴァプール戦を除けば、今季ビッグ6との試合でたったの1ポイントさえ落としていないのだ。実際にモウリーニョも、それ以降は極端に守備に振った戦術を取ることは少なくなった。

一方で、ユナイテッド戦以降もよくドン引き戦術に対面しているリヴァプールは、もはやその攻略法さえ見つけつつある。その立役者は後方から絶妙な援護射撃を提供する新加入のフィルジル・ファンダイクで、セットプレーからのピンチも彼の加入により激減した。

そうなれば、彼らを封じるための「バイブル」などもう存在しない。中盤に新天地を見つけたオクスレイド=チェンバレンの存在も、リヴァプールに勢いをもたらす要因の1つだ。彼らは変わった。だからこそ、現状プレミアリーグの中で唯一、あのシティを倒すことができた。

1位が無理なら、2位を狙うしかない。そんな皮算用以前に、これは泣く子も黙る200回目の“ナショナルダービー”である。シティよりも、エヴァートンよりも倒したい相手が、ここにいる。

誰もが待ち侘びていた3月10日。夢の劇場に、年に一度の興奮が訪れる。そして今度こそは、誰もが待ち望んでいる、力と力のぶつかり合いが見られるはずだ。

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フットメディア
Foot!でもお馴染み、スポーツコメンテイター西岡明彦が代表を務めるスポーツメディア専門集団。 語学が堪能で、フットボールに造詣が深いライター陣のコラムは、様々な媒体において高い評価を得ている。 J SPORTSでは、プレミアリーグ中継やFoot!などの番組演出にも協力している。

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