侍ジャパンがオーストラリアとの強化試合2連戦で、ともに完封勝利を収めた。

特に先発投手の好投が光り、3月3日(土)は千賀滉大が2回を6者連続奪三振のパーフェクトピッチング、4日(日)も則本昂大が、2回で5つの三振を奪い、相手打線を牛耳る。

プロ野球開幕まで1ヶ月を切り、継投した投手たちも全体的に仕上がっている状態を見せ、先月にシーズンを終えたばかりのオーストラリアン・ベースボールリーグに所属する打者たちを寄せ付けなかった。

初戦は中盤まで点が入らず、6回の2得点だけで終わったが、現代表の主力打者が揃い踏み。

四球で出塁した先頭の秋山翔吾を得点圏へ送ると、柳田悠岐がセンター返しで生還させて、直後には4番・筒香嘉智の2ベースで追加点を挙げる理想的な攻撃を見せた。

2戦目は打線が活性化する。初回に相手守備のミスも絡んで2死満塁としたところで、上林誠知の内野安打で先制。

続く2回は秋山のライト前に抜ける適時打で加点し、松本剛の犠飛の間に今宮健太がタッチアップして生還した。

その松本は4回にセンター前へ弾き返すタイムリーで追加点を挙げると、6回には適時3塁打を放った秋山を逆方向へのヒットで生還させて、この試合のラッキーボーイとなる。

先制、中押し、ダメ押しに成功した侍ジャパンが、6得点を挙げて快勝。投手陣がしっかりと抑えて、打線が着実に得点を積み重ねる展開は伝統的な日本の野球だ。

力量の差を考えれば、順当な2連戦の結果と言えるだろう。

この時期の強化試合開催に疑問を呈する声もあったようだが、国際試合の実戦を組んだからこそ得られた収穫もあった。

まずは、オーストラリアがマウンドに上げる多種多様な投手を経験できたことだ。そのなかで、過去のトップチームが面食らってきた、海外の投手が繰り出す牽制球も生身で味わっている。

1試合目の2回に安打で出塁した浅村栄斗が、日本ならボークと取られる牽制球でアウトとなった。こうした経験は、今後の肥やしとしたい。2戦目には、稲葉篤紀監督が初のリクエストを要求する場面が見られた。

2回に3点目を奪った3塁走者・今宮の本塁タッチアップは最初、アウトの判定だったが、審議を経てセーフに覆っている。

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