これだけのパフォーマンスを見せて自身の実力を証明しているペップをもってしても、「初めてのプレミアリーグ」を攻略することはできなかった。イングランドとはかくも困難で、トリッキーな場所なのかと、誰もが痛感した。

だが、昨シーズンのペップに言い訳の余地はなかった。同じ“プレミア1年生”ながら、順位表のてっぺんに君臨した男の存在が、彼の気高きプライドをボロボロに傷付けていた。

今シーズン序盤、アントニオ・コンテは昨シーズンのリーグ制覇を「奇跡」という言葉で形容している。確かにヨーロッパでの試合がなかったことはあらゆる面で有利に働いたし、ライバルたちも随所で不甲斐ない姿を見せていた。

ただし、すでに述べたように、今はプレミアリーグ初挑戦の監督がそう易々と覇権を握れるような時代ではない。今シーズンはCLがある。また、決定的な仕事ができるディエゴ・コスタも、もういない(コンテ自身はこれを理由に挙げられるのを嫌がるだろうが)。

ストライカーを固定できず、アザールを最前線で使う時もあるほどに、今シーズンのコンテは選手のやり繰りに苦心している。それはプレミアリーグでのスタメン変更数を見れば一目瞭然で、昨シーズンの同時期よりも、20近く多い。

そんな状況の中で、チェルシーは現在に至るまで2位争いを演じ、CLではバルセロナ相手にも十分にチャンスを残した状態でセカンドレグを控えている。これを昨シーズンと比較して単に“失敗”の二文字で片付けるのか、ジェイミー・カラガーのように「昨シーズンが凄すぎた」とするのかによって、コンテの評価は大きく二分される。

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