2月26日の「打者・オオタニ」のデビュー戦は、1打数1安打1打点、2四球という結果だった。

メジャーリーグは「投手・オオタニ」ではなく、「打者・オオタニ」に驚くのではないかと思う。ここで言う「メジャーリーグ」とは、メジャーリーグの相手投手であったり、選手であったり、オフの「大谷獲得」に加わらなかった各球団の関係者であったり、アメリカのメディア、キャンプを訪れたアメリカのファンのことである。

それは単純に「日本人投手」は過去の成功例が多いのに対し、「日本人打者」の成功例が少ないからだ。野茂英雄や松坂大輔(現中日)、メジャーの現役でもダルビッシュ有、田中将大や前田健太などがチームの主力として活躍しており、日本人投手が成功することに驚く者はそれほど多くない。

二けた勝利を挙げること。高い確率で打者を三振に獲ること。長いイニングを投げて低い防御率を残すこと……等々。それらはすでに過去の日本人投手が成し遂げてきたことなので、Hype=前評判通りということになる。

だが、大谷の場合は「打者」としての成否が、そこに上乗せされる。

自分も含めた日米のメディアは、かつて投手から打者へと転向し、その両方で成功した「ベーブ・ルース」を意識した記事を幾つも書いてきたが、そんな昔の話は誰も知らないし、実際、「投打二刀流」というのは「史上初の挑戦」だと言ってもいいぐらいだ。

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