しかし、「プレ金」の記事のように、金曜日に早い時間に退勤できるサラリーマンは少ないのだ。どのくらいの人たちがスタジアムに足を向けてくれるのだろうか。 鳥栖対神戸の開幕戦は20時キックオフだった。それなら、仕事帰りの人たちも観戦に訪れやすくなるだろう。 だが、試合が終わればもう22時である。

ご承知のように、鳥栖のスタジアム(ベストアメニティ・スタジアム)は交通至便の場所にある。JR鳥栖駅から跨線橋を渡ればスタジアムなのだ。22時終了でも、すぐに鹿児島本線や長崎本線に乗って家路に付ける。だから、鳥栖の場合は金曜開催でも集客できるだろう。 だが、交通の便の悪いスタジアムだったら、20時キックオフは無理だ。 金曜日開催にするか、土曜日にするか、日曜日にするか。昼の試合の方が集客できるのか、ナイトゲームの方がいいのか。それは、スタジアムの立地とか、それぞれの地域の事情によって違うはず。あくまでも、クラブがそういったことを考えて主体的に判断してもらいたい。Jリーグが各クラブに一律に金曜開催を行わせるのは本末転倒というものだ。

何年か前にイングランド・プレミアリーグのストーク・シティの取材に行った時のことだ。チームの取材を終えてクラブの幹部と話していて、「次の週末はFAカップで一律15時キックオフだ」という話題になったら、昔からサッカーに携わっているクラブの役員たちは「昔のリーグ戦みたいで懐かしいね」と口をそろえていた。

そう、かつて、イングランドのフットボール・リーグは「土曜日の15時キックオフ」と決まっていた。宗教的に日曜日は安息日。遊びのフットボールでも本来はやらない方がいいのだ。まして、プロ選手が労働として試合をすることは許されなかった。

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