アルバロ・モラタが負傷離脱している間、指揮官はエデン・アザールを1トップに起用したり、ペドロや新戦力のオリヴィエ・ジルーを使うなどのテコ入れを図り、それが結果につながり始めている。UCLのバルセロナ戦ではモラタも短時間ながらプレーし、戦線復帰のメドもついた。マンチェスターUとの大一番にそのエースFWがスタメンで出てくるか否かは大きな注目点。今季のチェルシーはモラタありきで攻撃陣が形成されてきただけに、彼の状態に問題がなければ、コンテ監督は思い切って頭から使ってくるのではないだろうか。

マンチェスターUのプレミアリーグ総得点は51・総失点が19、チェルシーも49・23とこの両チームは特徴が似通っている。計算できる守備をベースに、いかにして攻撃の厚みをもたらしていくかという課題を克服できた方が勝ち点3に近づく。アタッカーの構成を考えると、モラタが戻ってきて、ペドロやジルーも調子を上げつつあるチェルシーの方がやや優勢に思えるが、モウリーニョ監督も老獪な采配ができる名将。ルカク頼みの攻撃陣に何らかの修正を加えてくるだろう。直近のUCLセビージャ戦でポール・ポグバ、アントニー・マルシアル、マーカス・ラッシュフォードといった決め手のある面々を温存したことを考えると、フレッシュな状態の彼らに攻めの活性化役を託すのではないか。

しかも今回は本拠地・オールドトラフォードでの一戦。消極的な戦い方はできない。ここ数試合以上にアグレッシブな入りを見せてくるはず。シーズン開幕から2位の座をキープし続けてきたマンチェスターUの意地とプライドに賭けても、この試合は勝ち点3が必須。彼らの本領発揮に期待を寄せたい。

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元川 悦子
もとかわえつこ1967年、長野県生まれ。夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターに。Jリーグ、日本代表から海外まで幅広くフォロー。ワールドカップは94年アメリカ大会から4回連続で現地取材した。中村俊輔らシドニー世代も10年以上見続けている。そして最近は「日本代表ウォッチャー」として練習から試合まで欠かさず取材している。著書に「U-22」(小学館)「初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅」(NHK出版)ほか。

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