ダルビッシュ有投手が新しい所属先として選んだのは、シカゴ・カブスだった。

ダルビッシュにとっての究極の目標が「ワールドシリーズ優勝」であるなら、カブスはその可能性を持つチームの一つである。昨季まで3年連続プレーオフ進出を果たしただけではなく、3年連続でナ・リーグ優勝決定シリーズに進出。一昨年の2016年にはナ・リーグ優勝だけではなく、108年ぶりのワールドシリーズ優勝まで果たしている。

カブスは過去数年、ファーム生え抜き選手、過去の主力選手のトレード放出で獲得した他球団の元有望株、FA選手のバランスをうまく取って、今後3年から5年ぐらいのスパンは毎年、確実にナ・リーグ中地区の優勝を狙えるようなチーム構築法をしてきた。

ファーム生え抜きの選手は、2011年のドラフト1巡目指名ハビアー・バイエス内・外野手、2012年のドラフト1巡目指名アルバート・アルモーラJr.外野手、2013年のドラフト1巡目指名で2016年のナ・リーグ最優秀選手クリス・ブライアント三塁手、2014年のドラフト1巡目指名カイル・シュワバー外野手、2015年のドラフト1巡目指名イアン・ハップ外野手、ベネズエラ出身でドラフト対象外のウイルソン・コントレラス捕手と多く、これは「長期的な視点に立ってのチーム構築」が上手くいっている証だろう。

過去の主力選手のトレード放出で獲得した他球団の有望株は、「カブスの顔」であるアンソニー・リゾ一塁手(元々はエプステイン編成部長がレッドソックス時代に獲得した選手)、アディソン・ラッセル遊撃手、2016年の最優秀防御率カイル・ヘンドリクス投手、クローザー候補カール・エドワーズ・Jr.、セットアッパーのペドロ・ストロップとワールドシリーズ優勝時の主力ばかりで、これは「ワールドシリーズ優勝のためにはどんな戦力が必要なのか?」を具体的にイメージできる証だろう。

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