しかしながら、ジェズスが12月末にじん帯損傷を負って1カ月以上の離脱を強いられたこともあって、年明けからはアグエロの存在価値が再上昇。このタイミングを本人も見逃さず、1月2日のワトフォード戦での1ゴールを皮切りに、20日のニューカッスル戦でハットトリック、31日のウエストブロミッチ戦での1ゴールなど着実にゴール数を重ねた。そして、気づいてみればプレミアリーグ得点ランキング上位2人に肉薄。十分タイトルを狙えるところまで上り詰めてきた。

2011年夏からマンチェスターCで7シーズンを過ごしているアグエロは、11−12シーズンに23点、12−13シーズンに12点、13−14シーズンに17点、14−15シーズンに26点、15−16シーズンに24点、16−17シーズンに20点とコンスタントな実績を残している点取り屋。もともとポテンシャルは非常に高い。ここ2シーズンはケインにタイトルを持っていかれているが、トッテナムとマンチェスターCのチーム状態を考えれば、得点チャンスが多いのはアグエロの方。彼が3年ぶりにタイトルを奪還する可能性は少なくないのだ。

デブライネやスターリングなど周囲の攻撃陣との連携がより一層密になっているのも、アグエロの追い風と言っていい。近々、ジェズスが復帰する模様だが、彼が今季前半のようなパフォーマンスを取り戻せるかどうかは定かではない。グアルディオラ監督が今後もアグエロを最前線の大黒柱に据え続けるのは間違いないだろう。となれば、アグエロにはゴール量産のチャンスが大いにある。ここからのさらなる爆発に期待して、プレミア得点王争いの行方を見守っていきたい。

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元川 悦子
もとかわえつこ1967年、長野県生まれ。夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターに。Jリーグ、日本代表から海外まで幅広くフォロー。ワールドカップは94年アメリカ大会から4回連続で現地取材した。中村俊輔らシドニー世代も10年以上見続けている。そして最近は「日本代表ウォッチャー」として練習から試合まで欠かさず取材している。著書に「U-22」(小学館)「初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅」(NHK出版)ほか。

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