ワールドツアー2018年欧州シリーズの開幕戦、グランドスラム・パリ大会がいよいよ今週末に迫った。10日と11日の両日、パリ・アコーホテルズアリーナ(旧ベルシー体育館)で開催されるこの大会の様子はJSPORTSで生中継される。

ワールドツアー大会数あれど、このグランドスラム・パリが世界でもっとも注目を集め、かつハイレベルな大会であるところは衆目の一致するところ。フランスでは柔道がサッカーに次ぐ人気スポーツであり、この大会は年間もっとも会場が盛り上がる、柔道のワールドワイドな人気の高さを肌で感じられるイベントでもある。
TVで視聴する日本のファンの皆様には試合はもちろんのことぜひ観客の盛り上がり、そして自国選手の勝ち負けを超えて良い攻防に惜しみなく拍手を送る彼らの「見上手」ぶりにも注目してみてもらいたい。

90kg級 新世界王者ネマニャ・マイドフ(セルビア)

さて、東京五輪までの新ルール確定後はじめての大規模大会であることもあって、今大会の注目度は例年以上。強豪多士済々の14階級の中から、注目ポイントをいくつか抜き出してみたい。

男子でもっとも注目を集める選手は間違いなく90kg級の新世界王者ネマニャ・マイドフ(セルビア)。
覚えておられるだろうか。ワールドツアーの優勝なし、最高成績は3位×2回のみで母国セルビアでもアレクサンダー・クコルの影に隠れた2番手扱いであったが、昨年8月のブダペスト世界選手権では強豪を立て続けに食ってなんとまさかの金メダルを獲得。世界をあっと言わせた、あの選手だ。

果たして本当にマイドフは強いのか、金メダル獲得はフロックではないのか。その実力を見極めんとの強豪たちの焦りをよそに、以後マイドフは国際大会の舞台に一切顔を見せていない。
いわば「勝ち逃げ」していた形のこの選手がついに戦線復帰するのだから、周囲が穏やかでいられるわけはない。立ちはだかる相手はヴェカ・グビニアシビリ(ジョージア)、ガク・ドンハン(韓国)ら、この階級のトップを張り続けた強豪たち。マイドフは世界選手権制覇直後、インタビューで「No risk, No Goal」との名言を残したが、その言葉通りにリスクを怖れぬ思い切った攻めを見せることが出来るか、そして勝ち抜くことが出来るのか。大いに注目したい。

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