なんだか、「嫌な予感」がする。

未だに100人以上の選手が契約できない今オフのFA市場の停滞に皆がイライラしている中、ロブ・マンフレッドMLBコミッショナーが、選手組合との間で難航していた試合時間の短縮について最終提案をした。

新しい提案はビデオ判定の時間削減や、捕手や投手コーチのマウンドへの訪問を1試合6回ないし5回に制限することなど多岐に渡っているが、一番目立って伝えられているのは投球間の短縮を狙う「ピッチ・クロック=時間」をとりあえず廃止することだろう。

ただし、今季=2018年シーズンの平均試合時間が2時間55分を超えたら、来季から「ピッチ・クロック」を再導入して投球間を「18秒」とし、さらに来年=2019年の平均試合時間が2時間50分以上になっても、2020年から「18秒」ルールが導入されるという「注釈」付きである。目標の平均時間さえ達成したら、懸案事項である打席間の「クロック」案も提案されない。ちなみに「ピッチ・クロック」導入後の罰則は「ストライク」か「ボール」の自動宣告だ。

これはある種の「脅し」ではないのか。

Baseball References.comによると、メジャーリーグの9イニング辺りの平均試合時間は、2010年にはコミッショナーが目標とする2時間50分だった。昨年は3時間5分だった。たかだか15分の違いだ。同サイトによると1990年代初頭に2万人台だった1試合平均の観客動員数は、2004年から2016年まで連続して3万人を超え続けた。ところが昨季は14年ぶりに3万人を割り込んだ(29,905人)。たかだが数百人の違いだ。

お知らせ

スカパー!×J SPORTS J SPORTS オンラインショップ