現時点でのアーセナルはビッグ6の中で一番下の順位に沈んでいる。が、攻撃活性化が図られたことで、ここから浮上の兆しを見せるかもしれない。リーグ26試合終了時点の彼らは総得点51で、それ自体はマンチェスター・シティとリバプールに次いで多い。問題は総失点35という数字だ。失点が多すぎるのは間違いないだけに、いかにして守備の修正を図るのかをまずは考えなければならないだろう。

ただ、守備陣の補強はしなかったため、そこまで抜本的な守備力アップは期待できない。その分、攻撃で押し切るしかない。同じ試合数を消化してマンチェスターCは74もの総得点を記録している。オーバメヤンとムヒタリアン効果でそのレベルまで達することができれば、アーセナルもUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)圏内の4位以上に順位を上げられるのではないだろうか。

そのためにも、直接対決で勝っていくことが肝要だ。2月10日の次節にはトッテナムとの決戦が控えている。その後もUEFAヨーロッパリーグ(EL)、リーグカップ決勝を挟んで、3月1日にマンチェスターCとの大一番が待っている。この2つの試合で勝ち点3を奪えれば、6位からの脱出は叶うだろう。彼らの真価が問われるのはここから。元ドルトムントコンビの活躍とベンゲル監督の手腕に期待したい。

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元川 悦子
もとかわえつこ1967年、長野県生まれ。夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターに。Jリーグ、日本代表から海外まで幅広くフォロー。ワールドカップは94年アメリカ大会から4回連続で現地取材した。中村俊輔らシドニー世代も10年以上見続けている。そして最近は「日本代表ウォッチャー」として練習から試合まで欠かさず取材している。著書に「U-22」(小学館)「初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅」(NHK出版)ほか。

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