吉田が今季2ゴールをマークしているように、リスタートからの得点力アップを図ることも重要なポイントだ。流れの中からゴールを奪えないチームはFKやCKからの崩しに磨きをかけることが現代サッカーの常識。サウサンプトンは吉田、フート、スティーブンスと高さのある選手が揃っているだけに、工夫次第で数字を伸ばせるはずだ。11月のブラジル戦(リール)で吉田自身が蹴ったFKが左ポストを直撃したシーンがあったように、意外なプレーにトライしてもいい。そういった工夫を凝らした戦い方が低迷脱出のカギになる可能性もゼロではないのだ。

1月に入って太もも裏のケガでリーグ2試合を欠場した吉田もFAカップから復帰。31日のプレミアリーグ・ブライトン戦から先発復帰すると見られる。サウサンプトンの当面の相手はブライトンを筆頭に、ウエストブロミッチ、リバプール、バーンリー、ストーク、ニューカッスルと下位チーム中心。

残留争いの直接対決となるブライトン、ウエストブロミッチ、ストークといった相手からは確実に勝ち点3を稼がなければならない。吉田の復帰はチームにとってプラスになるはずだ。ペジェグリーノ監督の戦略も注目されるが、ケガの癒えた吉田がサウサンプトンをどうけん引していくか。そこにも大いに注目すべきだろう。

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元川 悦子
もとかわえつこ1967年、長野県生まれ。夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターに。Jリーグ、日本代表から海外まで幅広くフォロー。ワールドカップは94年アメリカ大会から4回連続で現地取材した。中村俊輔らシドニー世代も10年以上見続けている。そして最近は「日本代表ウォッチャー」として練習から試合まで欠かさず取材している。著書に「U-22」(小学館)「初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅」(NHK出版)ほか。

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