「インディアンスは差別的か?」というコラムを2014年に書いた。

あの馬鹿げたロゴマークがアメリカ先住民(ネイティブ・アメリカン)から「人種差別」として抗議され続けてきた史実やそれについての私見を書いたのだが、それがとうとう今季終了後、選手たちのグランドでの使用に限って使用停止になるのだという。

ロブ・マンフレッドMLBコミッショナーがあのロゴマークの撤廃をインディアンスに積極的に働きかけていたのは知っていたが、まさか実現するとは思わなかった。なぜなら、インディアンス関係者にその話をすると「この街で愛され続けてきたチーム名やロゴマークを変えるのは簡単なことではない」と決まり文句のように言い聞かされてきたからだ。

当時、すでにポストシーズンや地元開幕戦が行われる度に本拠地プログレッシブ・フィールドの周りで先住民を祖先に持つ人々の抗議行動が行われているにも関わらず、彼らの一人はこう言った。

「悪気がないどころか、勇猛なインディアンを称えたスポーツ・チームらしいニックネームなんだと思うけどね」と。

彼はこう付け加えた。

「もっとも、あのロゴマークについてはちょっと時代遅れかな、とは思っている」。

つまり、「インディアンス」というニックネームにはまったく抵抗がなく、「ワフー酋長」には抵抗があったということだ。

不思議な話だった。例えばNCAA(全米大学体育協会)は2000年代に入って先住民を連想させるようなニックネームを変更するよう各大学に通告し、一部の例外を除いて実際に数多くの大学が変更に踏み切っている。

その流れの中で「アパッチズ(注:複数形になるので最後に「ズ」が付く)」は「イーグルス」や「ジャガーズ」に。「ブレーブス」は「ホークス」や「ボブキャッツ」に。そして「インディアンス」は「ムスタングス」や「ペイトリオッツ」にニックネームを変更し、同時にロゴマークの変更も余儀なくされた。

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