現地時間24日、今年のBBWAA(全米野球記者協会)選出の殿堂入り投票結果が発表され、過去3年、着々と票を伸ばしていたバリー・ボンズとロジャー・クレメンスの薬物疑惑の両横綱は意外なほどの低い伸びに留まりました。

近年は、公式発表前に多くの記者が自身の投票内容をSNSで明らかにしており、それらの集計経過並びに結果を日々更新しながら公表する専門サイトも出て来ました。 自身の投票内容を積極的に公表したい記者はどちらかといえばラディカルな考えの持ち主が多いのですが、その傾向を頭に入れておけばかなり早い時期から全体の結果を推し量ることができます。

ボンズやクレメンスの場合は、投票が締め切られる年末時点ではそのサイトでの得票率は70%を超えていました。これはそれぞれ53.8%と54.1%だった前年からは大躍進です。ひょっとすると今回で選出の基準となる得票率75%超えもありえるかも、と思わせるほどでした。しかし、結果は両名とも前年からの微増の56.4%と57.3%に終わったのはご存知の通りです。その時点での公表サイトでは64%くらいでした(私の想定以上に、前衛的?な思想の持ち主ほど早く自身の投票結果を公表し、保守的な考えの記者は自身の投票の公表にも関心がない、または反対であるという傾向が強かったということです)。

実は、ボンズ&クレメンスの薬物疑惑組だけでなく、ミスターDHのエドガー・マルティネスも公表サイトほど票が伸びませんでした。サイトでは概ね80%の得票率で推移していたのですが、結果は70.4%でした。サイレントマジョリティの中には、守備につかない指名打者に対する評価にはコンサバな記者がまだ少なくないということでしょうか。

果たして来年彼らはどうなるでしょうか。ここでひとつ押さえていなければならないのは、今回は史上空前の有力候補者ラッシュだったということ、そして来年はその状況がやや緩和されるということです。

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